失敗しないイタリア男の選び方

禁断の話題に切り込んじゃうぞ〜。続きを読むをクリック。
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宇多田ヒカル、イタリア人の男の子と電撃婚約ですね〜。

現代のお伽話として、このシンデレラ・ボーイについてイタリアの新聞にもかなり大きな記事が出ました。

 

さて、イタリア男というのはどうも世界的にブランド品のようで、イタリア人と結婚したいという声は古今東西よぉく聞きます。

でもその実態は、「イタリア」というブランドに目が眩んでその他の大事な部分を見過ごしてしまったり、イタリアならではの苦労がついて回るのも事実。

こうしてイタリアに暮らしていると、「その彼、ほんとに大丈夫?」と言いたくなるカップルを目にする機会も少なくありません。

 

こういう話ってたぶん在住者はみんな心のどこかで思ってはいるんだけど、口に出すと叩かれてしまう禁断の話題w

今日はこの禁断の話題に、ズバッと触れてしまおうかなと思います!

正直に、率直に、結婚相手としては注意すべきイタリア男について、在住者の視点から書いてみよう!!

 

※宇多田ヒカルの結婚について避難する意図はまったくありません。彼女には幸せになってもらいたいと心から思います。

 

※ここに書くのは私の実体験+見聞きしたイタリアの実態をもとにした、個人的見解です。

愛があれば乗り越えられる障害もあるし、すべての人に当てはまるものではありません。愛こそ、何よりも大事!

 

結婚を前提に付き合う相手として、こういう場合は気をつけた方がいい!というポイントをまとめてみました。

名づけて、イタリア男との結婚に失敗しないための10のポイント。

 

(彼女は日本在住で、イタリア人との彼とイタリアで結婚するということを前提にしています。既にイタリア在住の人は、私なんかのアドバイスを読まなくても事情をよぉーくわかってると思うし)

 

これらのポイントに当てはまる彼氏とは、結婚に踏み切るのはちょっと待った方がいいと思う。

 

問題を解決してから結婚しても、遅くはないぞよ!

 

 

 

1.付き合ってるのに日本に会いに来てくれない。
 
色んな意味で、結婚前に日本に会いに来てくれない相手は避けた方がいいと思う。
彼が日本に来ない理由は色々あって、たとえば仕事が忙しいからとか、お金がないからとか、まぁ色々だけれども。
理由がなんであれ、彼が会いに来てくれてから結婚を考えても、遅くない!
 
イタリアで出会って遠距離恋愛してる相手の場合は特に、あなたに会いに日本に来てくれる彼氏かどうかっていうのは、相手の本気度を図る一番最初のバロメーターにもなると思う。
(当然、彼が自分のお金で航空券を買って、ですよ。)
 
何かしら理由をつけて来てくれなくて、あなたがイタリアに来ることを前提として扱われる場合、遊ばれてるのかも?と疑った方がいいかもです。
たとえ遊ばれてなかったとしても…ね、ちょっと考えればわかるでしょ?
日本とイタリア、こんだけ離れてるんだから。
あなたの負担ばかり多い関係は、長続きはしないからね。
 
 

2.自活できていない。実質ニートである。

 

失業大国イタリア。ちゃんと大学を出ていても仕事が見つからないなんてことはザラです。

イタリアでは仕事が見つからず、海外に出稼ぎに出ている若者も急増中。

 

若者の場合、ニートになるのを避けるためダラダラ大学に籍を置いて親に養ってもらってる場合も少なくないし、親のお金で暮らしているにも関わらず倹約できない(デジタル機器を買い漁ったり友達とディスコ通いしてたり)困った君も。

 

 

日本人相手なら、自活できるようになるまで結婚は待とうと思うのが普通よね?

ところがここイタリアでは、滞在許可証を得るために慌てて結婚してしまう多国籍カップルが後を絶ちません。

ちなみに、結婚してビザが手に入ったら自分も働くから大丈夫、と思うのは楽観的すぎ!

イタリア人でも仕事が見つからないんだから、外国人が一家の生活を支えるのは至難の業です。

彼が自活してから結婚しても、遅くない!

 

 

3.あなたの貯金を使う必要がある。

 

一番してはいけないことは、彼との生活であなたの貯金を使い果たしてしまうこと!

いざという時に正規料金で日本に帰れるお金だけは絶対に持っておかなければいけません。

それは何も彼との関係が悪化した場合だけでなく、実家の家族に何か起きた時など、大急ぎ日本に帰らなければならない事態はいくらでも起こりうるということを、忘れずに。

 

追記:

正規料金で日本に帰れるだけのお金、と書いたけど、正直なことを言うといざという時に「弁護士を雇えるお金」は持っておいた方がいいです。

 

そんな大げさなと思うかもしれないけど、ある程度の貯金は絶対必要だし、それを使わなきゃ生活できないなら結婚しない方がいい。

厳しいことを言うを思われるだろうけど、この言葉の本当の意味は後にわかります。

大事なことです。

 

 

 

4.離婚調停中である。

 

ハンコを押したらハイさよなら〜と離婚できる日本とは違って、イタリアの離婚には途方も無い時間がかかることも。

知り合った彼は離婚調停中…なんてことは、よくある話です。

 

イタリアでは離婚成立の前にまず法定別居をするんですが、法定別居は数年(3〜5年)必要です。
法定別居の間はお互い別のパートナーと恋愛して構わないし、それは不倫にはあたりません。
新しい彼女と同居したって、子供作っちゃったって、全然おっけー。
 
でも、法律的にフリーだからと言っても重婚はできないし、法定別居期間中にあなたと結婚することはできません。
イタリアは日本と違って事実婚が周囲に認められてるし、結婚することにさほど重きを置いてはいないけど…でもあなたは本当にそれでいいの?
 
日本の家族や親戚、友達は、なんで結婚しないの?と聞いてくるかもしれない。
そういう時、元妻との間にまだ離婚が成立してないから、と答えるのはツライことかもしれません。
 
いや、周囲の目は気にしなければ済む話だけど、たとえば子供が欲しくなった時どうするのか?
家族ビザを申請したい時はどうするのか?
イタリア人同士なら結婚してなくても問題にならないようなことが、多国籍カップルの場合は問題になってきます。
 
それから、注意すべきは彼と元妻の双方が、本当に離婚する意思があるかどうか、です。
イタリアの場合、離婚ってのは結婚の何倍も面倒でややこしい問題です。
何らかの理由(財産分与とか)で、離婚の意思がないという可能性も大いにある。
その場合、離婚成立までは途方も無い時間(時には永遠に)がかかります。
実際私の知り合いの中にも、20年以上も前に別れた妻との間に、離婚が成立していない人がいます。
 
待っていれば別れてくれる、というのは甘い!
 
口では「俺はシングルだ。離婚が成立したらすぐ君と結婚したい」と言っていても、養育費を払いたくないとか家を取られたくないなどの理由で、実際は離婚が成立すると困っちゃう、という宙ぶらりんな彼もいるわけです。
そういう彼を信じて待ってると、無駄に時間が過ぎてしまいます。
 
それから、イタリアでの離婚には弁護士が必要です。
双方に離婚の意思がハッキリしていたとしても、別れるまでには時間もお金もかかるということも、知っておきましょう。
 
 
5.養育費の支払い義務がある。
 
これは上の続き。
離婚は成立してる。だからあなたとの結婚に障害はない!!
でもちょっと待って、別れた妻との間に慰謝料や養育費の支払い義務はないですか?
 
養育費の支払い義務ってとてもシビアだそうで、たとえ夫側の収入が足りなくっても、延期してもらえるもんではないようで。
このご時世、突然の失業や給料カットなんてよくある話。
自分の生活も苦しいのに、まるで家賃のように定期的に、養育費の支払いを続けなければならないとしたら…苦しいですよね。
彼の元妻を養うためにあなたが身を粉にして働く…なんてことがないように。
 
 
6.マンモーネである。
 
ここまではお金の話が多かったけど、もちろん精神的にもイタリア特有の問題ってのはあります。
イタリアでは避けることができない、マンマと息子との濃ゆーい絆w
マンマと仲良しってのはいいことなんだけど、度が過ぎるとストレスの元凶になりえます。
 
 
古今東西、嫁姑の問題はどこにでもあること。
我慢も妥協も必要だけど…イタリア男とマンマとの絆は、甘く見ないほうがいいかもw
 
 
7.田舎の出身(在住)である。
 
イタリアの田舎って、本当に素敵です。
自然が豊かで、人が素朴で温かくて。
でも、そこに外国人が飛び込むとなると…思いがけない苦労が発生する場合も。
 
まずあり得るのは、外国人への偏見かな。
旅行で訪れるのと、現地人の妻として住むのとでは、天地ほどの違いがあります。
田舎の人の偏見や、中にはあからさまな差別に泣かされることも、あるかもしれない。
 
それから、田舎の生活は我々日本人が慣れ親しんだ都会の生活とは、大きく異ります。
友達や親戚が突然アポなしで家にやってくるなんてことザラだし、休日やバカンス期間中は朝から晩まで四六時中友達と一緒なんてことも珍しくない。
どこに行っても、みーんな知り合い。
外国人は珍しいから、ジロジロ見られる。中国人だと思われる。
噂はあっと言う間に村全体に広がるし、プライバシーを保つことができなくて、気が休まることがありません。
 
村の一員として馴染めるようになるまでは、多少の苦労は覚悟すべきかも。
 
 
8.彼に、地元(実家)から出て生活した経験がない。
 
できれば海外生活経験があることが望ましいけど、それが無理でも、せめて地元(実家)から出て生活した経験がある人の方が、絶対いい。
 
日本を遠く離れ、彼との結婚のためにイタリアに暮らす。
初めは何もかもが新鮮で楽しくても、いずれ海外生活ウツとも言えるような苦しい時間が、いつか必ず訪れます。
ホームシック?家族や友達と離れた不安?異国での孤独感?
人それぞれに理由はあるだろうけど、多かれ少なかれ、海外で暮らすうちに不安や孤独や色んな感情を体験することになるでしょう。
 
そんな時、夫となる彼の方に、慣れ親しんだ土地を離れて暮らす心細さを実感として理解する気持ちがあるのとないのとでは、その後の2人の関係に雲泥の差が出ます。
どんなに思いやりがある男性でも、生まれ育った街から出て生活したこともなく、実家でマンマとずぶずぶの関係で暮らしていたら、1万マイル以上離れた土地からやって来たあなたの不安なんて、到底想像もできないものです。
 
 

9.2人の会話が母国語以外(英語とか)だ。

 

さて、ここまでは彼の側の問題が主でした。

でもここからはあなたの側の準備です。

 

イタリアで生活する前提で付き合ってる場合、あなたが完璧にイタリア語を使いこなせるようになるまで、結婚は避けるべきです。

彼が完璧な日本語を話せる場合はそれでもいいのかもしれないけど…いや、でもイタリア人との結婚を考えるならイタリア語の習得は必須です。

互いの母国語ではない、第三言語(英語なり中国語なり)で会話をしているうちは、互いの本性は見えていないと思った方がいい。

 

少なくとも日常会話は100%イタリア語でこなせるようになってから結婚しましょう。

 
 
10.あなたにイタリア人の友達がいない。
 
これは忘れがちだけど、結婚前には絶対クリアすべきポイントです。
何があっても100%あなたの味方になってくれる、彼とは関係ない場所で知り合った、あなた個人の「イタリア人の」友達がいないうちは、結婚してイタリアで暮らすのは待った方がいいと思います。
 
彼の友達や家族、親戚と仲良くなるのも大事なことです。
でも、あなた個人の付き合いも、それと同じくらい大事です。
「彼と一緒にいるためだけにイタリアに居ます、こっちに彼以外の知り合いはいません」という女の子をたまに見かけますが、最初のうちは2人だけの世界で満足かもしれないけど、後々に苦労するんじゃないかな。
 
たとえば、彼と喧嘩した時に泊めてくれる友達はいますか?
仲裁に入ってくれて、あなたの気持ちをイタリア人の立場から正しく彼に伝えてくれる友達はいますか?
万が一離婚とかいうことになった時、あなたに有利な証言をしてあなたを守ってくれる人はいますか?
 
彼を通して知り合った友達だと、↑こういう時にあてになりません。
ヘタをすると、あなたの前では友達ヅラしてても、いざ離婚になったら彼に有利な発言をしてあなたを貶めることだってあり得ます。
 
それでなくても、これから暮らしていこうという土地に、あなた個人の友達がいないというのは何かと問題です。
楽しく暮らしていくためにも、友達は大事!!
 
 

どうでしょう?

 

他にも色々あるけれど、パッと思いつくものを10個並べてみました。

あぁ憧れのイタリア男、憧れのイタリア暮らし、でも現実はシビアだよね〜。。。

 

 

もちろん、このうちのどれかに当てはまってたとしても、愛と思いやりがあれば乗り越えられることもあると思う。

でも、遠距離恋愛がツライからって、手っ取り早く一緒に暮らす方法として(滞在許可証のために)一時の情熱に圧されて結婚するのは、ちょっと待った方がいい。

できれば数年くらい、結婚前に同棲した方がいいと個人的には思うくらい。

 

愛があれば、障害は乗り越えられる。

でも愛があれば、急いで結婚しなくたってその関係は壊れないよ。

 

一時の恋心なのか、長く育んでいける愛なのか。

多国籍カップルの場合、その見極めはより慎重に。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    czytaj dalej (金曜日, 17 11月 2017)

    biegłyby

  • #2

    yuka (水曜日, 13 5月 2020 13:52)

    4つ当てはまりました。やはりダメでした。