ヴェスビオ火山に登ってきたー。

こんな厳つい車、初めて乗りました。続きを読むをクリック。
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毎日涼しくて快適です♪

この温度なら問題なくパソコンを触れる~。

 

さて、ナポリ方面への旅の写真をまだアップしてませんでした。

ヴェスビオ火山の途中でとぎれてたようなので、そこから再開。

 

ナポリのシンボル、かつてポンペイを壊滅させた火の山、ヴェスビオ火山。

前の記事でも言ったように、今は登山電車ではなく車で途中まで登ります。

 

車ったって、↑これですよ。

なんていうの?こういう車は?トラックでもないし、なんか軍隊みたいなんですけど。

 

さぁ、乗り込めー!出発だー!!
さぁ、乗り込めー!出発だー!!
中もゴツイ。ものすごーく揺れる。
中もゴツイ。ものすごーく揺れる。

山の急斜面で、しかもかなり細い道を、このゴツイ車がガタガタ揺れながら猛スピードで登っていきます。

例によってモカさんは怖い時に恐怖を感じる前におかしくて笑ってしまう癖があるので大笑いでしたが、乗客の中には冷や汗かいて青白い顔の人も結構いました。

運転手さんは慣れてるんだろうけど、スピード出し過ぎだよ、ほんと。

 

しかも、途中ですれ違うんですよ、下りのトラックと。

ぶ、ぶつかる~!崖下に落ちるぅ~!(←私はここで更に大爆笑)

 

頂上までは車では行けないので、途中で降りて徒歩で登っていきます。

これがかなりキツくて、運動不足の私は皆さまの後ろからゆっくりついていくのがやっとでした。

ドイツ人とかさ、あれだもんトレッキング用の装備持ってきてるんだもん!!

えっちらおっちら、「お、置いてかないで~」と内心叫びながらついて行き、ようやく頂上へ。

 

地獄ってこんなところかも・・・と思った。
地獄ってこんなところかも・・・と思った。

火山の噴火口ですからねぇ、正直地獄絵図のようです。

ごつごつの赤茶色の岩、時々吹き出しているガス。

熱くはないけど、ガスとか見ると「あそこは熱いんだろうなぁ」と。

 

ちなみにヴェスビオ火山は、まだ生きた火山です。

数十年後には、いずれ必ずまた噴火すると言われています。

大きな街になって人口も多いポンペイ市、次回の噴火時には大きな被害が出ることでしょう。

みんなわかってるんだけど、どうにもしようがないんですよね。

いつ噴火するとハッキリしているものでもないし。

 

山の上は風が強く涼しいので、上着が必要でした。
山の上は風が強く涼しいので、上着が必要でした。
良いお天気。
良いお天気。

頂上には二軒お土産屋さんがあって、鉱石大好きなモカさんは火山で採れるという珍しい石に夢中に。

私の前に珍しい鉱石を置かないでくださいよ、確実に足が止まっちゃうから(笑)

値切ってキレイな鉱石をお土産を仕入れ、自分でも火山の石を拾って、ポケットを石だらけにしてしまいました。

 

ナポリ湾や、アマルフィ海岸を見下ろすことができます。景色は最高に良いです。
ナポリ湾や、アマルフィ海岸を見下ろすことができます。景色は最高に良いです。
頂上に着いてからも、周囲を散策するためにまだ少し歩きます。足場が悪いので注意!
頂上に着いてからも、周囲を散策するためにまだ少し歩きます。足場が悪いので注意!

現地は自由散策です。

麓ではガイドなしで勝手に歩いちゃダメと言われてたんだけど、実際に行ってみたら「ご自由にどうぞ」でした。

一応頂上にはガイドのような人もいて、英語やドイツ語やフランス語での説明もしてくれるようです。

 

驚いたことに私たちの回はイタリア人が全然いなくて、イタリア語希望は私たちだけ。

なのでガイドのおじさんから個人的にちょっと説明を受けた程度で、特にツアーらしいものはありませんでした。

イタリア人にはあまり人気ないのかしら、ヴェスビオ火山は?

 

ようやくありつけたランチ。
ようやくありつけたランチ。
ナポリの名物菓子。この店のが一番美味しかった。
ナポリの名物菓子。この店のが一番美味しかった。

さて、なんとか無事に登山を終え、麓に戻ってきたんですが、とうにランチの時間も過ぎてお腹ぺこぺこでした。

しかもこの辺りには食べるものなんか、なーんにもない。お店もない。

お腹が空きすぎて泣きそうになりながら下へ下へと降り、ポンペイ市がずいぶん近くなってようやく小さな村で一件のBarを発見しました。

 

空腹はいつだってご馳走の一番のお友達。

美味しくナポリ名物をいただいて、ポンペイの宿へと帰りました。

 

ヘトヘトになったけど、ヴェスビオ火山からの眺めは一見の価値はあります。

行くなら必ずスニーカーで。