こまめに色んな所に出してきたので、もうラベンナはいいやという感じがしますが・・・。
せっかくだから出してなかった写真を幾つか。
そういえばモザイクや教会の写真ばかりで、街の写真ってまだアップしてなかったですね。
↑はラベンナのメイン広場。
オープンカフェでまったり。
そうそう、洗礼堂もやっぱりモザイクが見事でした。
でね、この洗礼堂ともう一カ所、ラベンナ市内の観光スポットのモザイクで、これは珍しいと思ったことがあったんだけど・・・↓↓
聖ジョバンニから洗礼を受けるキリスト、お決まりのシーンですが・・・
え、うそ、キリスト、完全ヌードじゃん!!!!
下半身は水に浸かってるんですが、水が透き通っているという高度なモザイク表現なので・・・そう、丸見え♡♡♡
いやいや、真面目な話、わたくし数々キリスト像を見てきましたが、キリストの下半身ヌードを見たのは初めてなような気がします。
いいんかね、これ・・・。
ラベンナからちょっと徒歩で散歩したいって人にはちょうどいい場所にあるけれど、正直テオドリクス霊廟はオススメできないなぁ。
なんてったって、何もない。
建物の中に、何もない。
悔しかったので外の芝生に寝ころんで、ゆっくりとテオドリクス王の生涯を読んで無理矢理納得しましたが、ちょっとチケット代に見合わない感じ。
笑えたのは、たまたまこの日遠足に来ていたイタリアの高校生たちと一緒になったんですが、引率の先生たちが、建物の中に入っても何も説明しないこと。
唯一彼らが説明したのは、「はい、ここに風呂桶があります。(実際ありました。見ればわかる。)あそこに星のデザインが彫られています。(それも見ればわかる)」の二言だけ!!
おいおい~。学校の先生なら、もっとちゃんと説明しようよ~。
確かに、説明するようなモノはあまりなかったけれどもw
海からの帰り道、どこまでもまっすぐな田舎道(この地方の特徴です)を走っていたら、雲が一方向にスーっと吸い寄せられるように伸びて、不思議な風景を作り出していました。
まるで、井上直久さんの絵みたいって言ったらわかる人はわかるかな?
盆栽ガーデンといい、この雲の流れといい、ラベンナへの旅の幾つかの風景は、私の中で井上直久さんの絵のように変換されて記憶に残っています。
それはたぶん、中世の街を見慣れた私にとって、ラベンナはそこから更に千年ほども時間を遡る、時間旅行でもあったからでしょう。
一つの場所に、幾つもの時代が交差している不思議。
そして盆栽ガーデンのように、一つの時間に、幾つもの場所が交差している不思議。
そういう不思議が重なると、まるで異世界への扉が開いたような、変な気持ちになるようです。
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