ずいぶん長いこと書いてなかったけど、久しぶりにイタリアを旅行する人のための「個人旅行でのお役立ち情報」を。
写真は、文章とは全然関係ない、バルセロナ旅行の時のものです。
イタリア旅行の話題をしてるのに、国が違う写真で失礼!!
ちなみに上の写真はバルセロナの近代美術館。
一応見てきたけど・・・なーんにもない美術館です。見るべきものが何もない!!
なので、オススメはしません・・・w
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さて、今回は女性旅行者に向けて、女性による女性のための女性が気をつけたいこと、を書こうと思います。
実は、イタリア旅行をする時に女性に一番気をつけて欲しいことは、スリではなく、「男性」なんです。
ズバリ、イタリアで一番危険なのは、ナンパ!
えぇ、そうです、ここはアモーレの国、情熱のラテン系、イタリア。
世界に悪名高いイタリア男たちが生息する国w
でもね、私から見れば悪いのは彼らではない。
困ったことに、そんなイタリア男たちを見ればすぐに目がハートになってしまう、ロマンスを夢見る乙女系女子が日本には多い!ということも問題なんです。
ぶっちゃけて言うと、日本女子×イタリア男の組み合わせは悲劇的に相性が悪い。
いや、一見相性が良いんですが、誤解が起きやすく、悲劇が起こりやすい組み合わせです。
なぜなら、イタリア男は日常的に誰にでも素敵な褒め言葉を言ったりするのが習慣になっていて、そのことにあまり重みを感じていません。
が、それを真剣に捕らえて、「この人と私には運命の糸が!」とか思い込んでしまいがちなのが、日本女子。
文化の違いとはいえ、お互いの温度がこうまで違えば、悲劇も起ころうというもの。
あえてハッキリ書きます。
「ナンパするような男にろくなのはいません!」
そして、「まともなイタリア男はナンパはしません!!」
悲劇を避けたいなら、道ばたやレストランで甘い言葉をかけてくるような男は、相手にしないこと!。
運命の恋は、そう簡単には落ちてない!
中には、始めから「ナンパされたいモード」で旅してる女の子を見かけますが、そんなのはノーーーー!!!ですよ。
日本女性は確かにモテます。
でもそれには色んな誤解があって、詳しくは書かないけど「あなた個人」を見て好きになってくれたからというよりも、「日本人なら誰でもいい」という場合も、なきにしもあらず。
しかも、悪質なナンパ師の中には、「日本人は簡単にヤラせてくれる」という実に腹立たしい認識がある、らしい。
うがー、腹立つわー。
「日本人にはちょっとウインクしてみせるだけでどのホテルに泊まってるか教えてくれる。」
・・・こんなことを本気で考えてる人も、います。
そしてそれは悔しいことに、少しは事実・・・らしいです。
おまけに、イタリア女には見向きもされなかった「フラれ男」たちも、日本人相手ならチョロいぜっなんて思っていたりして・・・。
ますますムカつきますねぇ。
あ、あと、実はイタリア人ではないのにナンパの成功率を上げるためにイタリア人を名乗るナンパ師もよく見かけます。
やっぱり「イタリア男」ってのはブランドなのね~。
日本人は哀しいことに相手の顔やアクセントで国の特定ができないもんだから、騙されちゃうみたいです。
いいですか女子の皆さま!
旅行前から目をハートにしてやって来たりしたら、そんなイケてないナンパ師たちの思うつぼです!!
私たち素敵な日本女子たちがイタリアを歩いていれば、男性陣からお褒めの言葉がかかるのは、当たり前のこと。
一々反応するまでのこともないのです。
「君可愛いね~」なんて言われても、「そう?ありがと。」くらいの気持ちでこちらも軽く捕らえて、「いやん、運命の人にこんな所で出会っちゃった」とか思わないように!!
聞かれるままにホテルの場所や携帯番号を教えちゃったりして、後で泣かされるのはこっちですよ!!
日本ではがっちりガードが固い皆さまが、イタリアに来た途端ガードゆるゆるにして遊ばれて捨てられるというのは、やっぱり納得いきません。
実際、私が知っているイタリア人の中には「日本人女子との恋愛武勇伝」を、手柄みたいに語る奴もいました。
そいつも、イタリア女には相手にされないので観光客専門で声を掛けているタイプです。
どんな話を聞かされたかは書かないけど、同じ日本人として、とっても不快な武勇伝でした。
日本の評判をそんな所で下げるのは良くないですもん。
一人一人が気をつけて、「日本人なら俺でも落とせる」と思っている不届きモノのナンパ師たちの認識を、変えていかなくっちゃ。
もう一つ、意外な所で気をつけたいことがあります。
それは、セクハラじいさんの存在。
これねー、本当に嫌んなっちゃんうだけど、多いんです、イタリアにはセクハラじいさんが。
陽気で愉快なイタリアのおじさんたちですが、ちょっとスキンシップが過ぎる人がいたら、それは危険信号。
下手したらかなり高齢なおじいさまですら、びっくりするくらいの強引さで必死にセクハラを働こうとします。
そして、哀しいことに日本人の多くが、イタリアでのスキンシップの加減がわからない。
「これは・・・ヨーロッパでは標準?」なんて迷っているうちに、ベタベタ触られてしまうことが少なくありません。
相手が高齢であればあるほど、陽気で楽しそうなら楽しそうなほど、「まさかこの人がエロ目的なわけないだろう。きっとこれはこの人なりのスキンシップなんだ」なんて無理矢理納得してしまったり。
ダメです、ダメですよ!!
イタリアでも、セクハラはセクハラ。
ちゃんと主張しないと、エスカレートしてくる危険なオヤジ&ジジイたちもいるのです。
恥ずかしいけど実際の体験談を書くと、coccolobluは田舎道で農作業をしているオジイサンの作業を見せてもらっていたら、突然抱きつかれて押し倒されそうになったこと・・・もありました。
もちろん、「触るな!○○××←放送禁止用語w」と怒鳴りつけて突き放し、逃げましたけどね。
まぁ、それは極端な例かもしれないけど、挨拶のフリして口にキスしようとしてくるオヤジ、くらいはたまにいます。
相手が高齢だからと、油断してはいけません!
あなたが不快に感じるほどのスキンシップは、断っていいのです!
大切なのは、こっちが不快な思いをした時には、絶対に笑わないこと。
イタリア人は、日本人女性が曖昧な笑みを浮かべているのを、「OK」という意味だと考えます。
なので、口で「NO」を言っても、顔が笑っていると「イヤよイヤよも好きのうち」なんて勝手に解釈されてしまうのです。
道ばたやレストランのナンパにしてもそうですが、イヤなら毅然とした態度に徹するのが一番!
でもね、イタリア男のナンパは陰湿ではないので、断っても決して不快な態度を取らず、「そうか残念だよ、またね、可愛い人」なんて優しく去っていってくれる人がほとんど。
そういうとこは、悪くないなぁと思うんですけどね。
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ついでに、イタリア男の名誉のために書いておくと、もちろん、そんな嫌な人ばかりではありません。
むしろ、そういうのはごく少数派。
普通のイタリア男たちは真面目に真剣に恋愛してるし、ナンパもしません。
それにね、これは意外かもしれないけど、実はイタリア男たちは「愛してる」という言葉をあまり口にしないんです。
男が「アモーレ=愛」という言葉を口にするのは、それなりに付き合いが進んで、お互いのことも知り合ってからのこと。
本当に相手のことを大切だ、と心から思えてからでないと、「愛してる」とは言わない男性が多いです。
そういうとこは、実はとっても慎重。
「君はキレイだ」とか「好きだよ」とかは平気で友達同士でも言うけれど、「愛」にはまったく別の重みがあるんですよね。
だから逆に言うと、知り合ったばかりなのに「Ti amo=愛してるよ」とか、「Amore mio=僕の愛しい人」とか言われたりしたら、これはよっぽど軽い人なんだなと思ってほぼ間違いない。
よほど特殊なケースでもない限り、よく知りもしない相手に「愛」を使うことはありません。
日本人の女の子がイタリアの街を一人で歩いたりしたら、沢山の声が掛かることだろうと思います。
でも、そういう男の人ばかりだと思わないでね。
旅での出会いは、宝物だと思う。
でもどうせなら、本当にキラキラ輝く、本物の宝物を見つけて帰って欲しいです。
真っ黒な偽物に出会って、後で哀しい思いをしないためにも。。。
イタリアには親切な人、お節介だけど優しい、懐の広い暖かい人が沢山います。
あなたには、本物の宝物が似合います。
自分を安売りしないで、本物の宝物を見つけて帰ってくださいね。
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1 (Wednesday, 09 May 2012 01:47)
美人蒼眼ぼんきゅっぼんのねーちゃん達よりも、平原短足の自分らをナンパしにくる時点で、なんかしら下心や、見下されてる部分があると考えるのが自然
coccoloblu (Sunday, 20 May 2012 08:06)
1さん
初コメありがとうございます。
いいえ、そんなことはありません。
日本人女性は美しいです。海外に暮らしていると、日本人女性の美しさにハっとさせられることが度々あります。
日本人女性の美しさに本当に恋しているイタリア人男性も沢山いるんですよ。
欧米女性に欧米女性の魅力があるように、日本人には日本人の魅力があります。
ナンパされたからといって、見下されているわけでは、ないと思いますよ^^
まーお (Monday, 20 August 2012 23:11)
今、イタリアにいながら読ませていただきました。
つい先日レストランで声をかけられた男性、駅のおじいさん、鞄を売っていたおじさん、どれもこれもスキンシップがすごかったので、笑いながら読んでしまいました!
文章の最後の締めくくりがとても素敵ですね!
イタリアでの人々との出会いは本当に素敵でした(^^)
佐藤モカ (Thursday, 23 August 2012 23:32)
まーおさん
コメントありがとうございます☆
おじさんのスキンシップはねー、ほんとに問題なんですよね。
現地でも「ポルポ」(タコ)と呼ばれて、嫌がられています。
「日本人ならあわよくば・・・」と思ってる困ったおじさんも多いので、気をつけてくださいね☆
そして、いっぱいいっぱい素敵な出会いをしていってください!!
yukko (Tuesday, 20 November 2012 15:24)
今イタリアでまさにスキンシップ過剰おじさんに遭遇!私も読んでて笑ってしまいました。笑
気をつけまーす!
佐藤モカ (Wednesday, 21 November 2012 00:43)
yukkoさん
あはは、遭遇しましたかw
風物詩でもあるんですがねぇ、ま、不快な思いをすることがないよう、自衛してくださいね☆
オジサンもねー、まだまだチャンスさえあれば孫ほどの年齢の子相手に、恋の花火咲かせたがってますからね!
あみ (Thursday, 26 December 2013 14:15)
わぁぁ、この記事を読んで全てに納得でした(´・ω・`)!
私が出会ったのはスペイン人だったんですけどね、同じラテン系の血なのでしょうか…(´`)
出会ったばかりの時は、愛情表現がストレートだなぁ、これも国柄の違いなのかなぁ…と思っていたのですが、やっぱり日本人ということで引っ掛けられてたみたいです…
さすがに付き合ってもいないのにSweetheartって呼ばれた時はゾッとしましたww
すごく参考になりました(_ _)!!
メグミ (Thursday, 04 September 2014 00:40)
うん、確かに日本の女性は軽くて世界で有名だから男性が寄って来ますね。もちろん目的はセックス。
佐藤モカ (Sunday, 14 December 2014 17:36)
あみさん
付き合ってもいないのにsweethert、そりゃ危険信号点滅&サイレン鳴ってますね!
そうそう、国柄の違いだと良い方に解釈しがちなんですよね。
でも、そういう人は現地スペイン人の女性にはそういうこと、言ってないと思います。
言ってもドン引きされて友人同士で「あいつやばくないか?」という噂が広がることでしょう…。
嫌な思いをする前に気付かれて、賢明でした。
ちょっとでも参考に?なれたなら嬉しいです〜。
佐藤モカ (Sunday, 14 December 2014 17:38)
メグミさん
うん、まぁね…日本人=ゲイシャみたいに思ってる人もいるし、ゲイシャ=無料娼婦みたいな都合のいい幻想見てる人もいますからね…。
クラ (Tuesday, 28 April 2015 15:32)
ブログみました。自分も以前 イタリア一人旅しました。自由気ままにノスタルジックな町並みを堪能 よかったです。しかし、なるほど、イタリアの人は陽気でありますが、声をかけられることも多かったです。確かにしつこい位につきまどわされたことがあります。安全のためにも断るときはキッパリと断った方がよさそうですね!しかし、イタリアよかったです。
Oh my (Friday, 15 January 2016 05:28)
これからイタリア一人旅に出ようとしていたので、とても参考になりました
ありがとうございます❗️
エレナ、イラーリ (Thursday, 25 August 2016 00:23)
イタリアに留学しようと思っていたので、参考になりました‼
nono (Tuesday, 09 May 2017 09:34)
レストランや店の店員も危ないです。
NOと言ったら笑顔で辞めてくれたけど、
フレンドリーだなと思ったら
腰に手を回して顔を近づけてきたり
抱っこしてきたり、キスしようとしてきたり・・・
危なかったんですね。
noと言うと残念だーと明るく辞めてくれるのはよかったですけど(´×ω×`)
やまちゃん (Sunday, 25 March 2018 16:17)
母の友達が50代の時にイタリアへ旅行に。イタリア男子から、ジャパニーズガールかいってナンパされたみたいです。日本人から見ても母の友達は美人です。情熱なんでしょうね。
K (Monday, 27 August 2018 05:30)
イタリアにはオシャレところが多いし、世界3大美食として有名な国なので、いつか行ってみたいなぁとは思います。
この記事を読んで、全員が全員ナンパばかりするイタリア人では無いんだなぁと実感させられました。
実際、日本人は東洋独特の容姿なので、海外の方から見たら、逆に惹き付けられるものがあるのでしょうか?
私も海外の方はとてもカッコイイ方が多いと感じるので、西洋東洋では恋愛に関しても色々と違ってくるのですね