最近なかなかブログ更新の時間を取れなくて、ちょっとスローペース更新になっちゃってますね。ごめんなさいm(_ _)m
少し前の話になりますが、お客様のアテンドで「世界一美しい丘上都市」とも言われる町、オルビエートに行ってきました。
写真はオルビエートのシンボル、ドゥオモです。
本当に小さな町なんですけどね、このドゥオモは本当に圧巻される大きさ、荘厳さ、美しさ!
coccolobluはオルビエートが無性に好きです。
山の中にある落ち着いた雰囲気、切り立った崖の上にあるからこその下界から隔離されたような空気、素朴で親切な町の人、食べ物、もちろんドゥオモも。
そもそも私は丘上都市というやつが好きなんですが、たぶんこれにはいわくがあって。
大学生の頃、私の専門分野ではありませんが履修できる建築の授業があって、それが毎年夏休みに海外研修に行くというものだったんですね。
で、たまたまcoccolobluが興味を持った年は、テーマが「イタリアの丘上都市」でした。
説明会に行ったら、「イタリアの小都市は個人ではとても行きにくい。この研修ではバスを一台借りて、小さな町の建築を見て回る」とのこと。
その時の日程の中に、確かこのオルビエートが含まれてた、ように記憶してます。
面白そうだなぁ、イタリアかぁいつか行ってみたいな、そもそも丘上都市ってなんぞや?とは思ったものの、その時は旅行費も出せなかったし、怠け者のcoccolobluは夏休みを研修にあてる気がしなくて、悩みに悩んだ末に辞退したのです。
でも後になって、やっぱり無理してでも行くべきだったなと後悔した。
だって学校の研修だから旅行費だって格安になってたはずだし、確かにイタリアの小都市なんて私一人の力ではいつか行く日なんか来ないに違いない・・・。
もう一生見られないかも!と思ったものです。
それから数年経って、まさか自分が一人でフラフラとイタリアを旅して、自分一人の力でこの町にたどり着くとは、あの時には想像もできなかったのでした。
だからオルビエートに来ると、過去の自分と今の自分との違いを、妙にハッキリ感じられるんです。
達成感、のようなものかな。
もちろんそんな前置き全部無しにしても、とっても魅力的な町だから好きになっていたに違いないんですけどね。
あ、でもあの時大学の研修でイタリアに来ていたら、多分一人で必死にイタリア語を勉強することもなかったし、イタリアに住もうと思うこともなかったと思う。
初めて来た時が一人旅で個人旅行だったからこそ、不安の中でも沢山の出会いがあって、それが今に繋がってる。
人生、何がどう転ぶかわかりませんね。
一見、失敗に見えた選択も、後で活きてくることもあるかも・・・しれません。
そんなわけでどうでもいいcoccolobluの思い出を語ってしまいましたが(笑)
オルビエートのドゥオモについて詳しいことは阪急交通さんの「イタリア現地生情報」に書いたので、そちらをどうぞ。
オルビエート市内観光をアテンドした後は、一泊して、翌日チビタ・ディ・バニョレッジョへ。
チビタの様子は、また今度。
コメントをお書きください
cana (火曜日, 26 7月 2011 03:55)
同じようだなーと。
私は学生のうちにイタリアに行けばよかったと社会人になって思います。しかし、働いてからのほうが、かえっていいことも。金銭面の余裕があること、一方で時間が限られている分、勉強も行ったときの過ごし方も心掛けが違う、平たく言えば「気合が入っている」。coccolobluさ
んのブログを読むと「いつかは…」と様々な思いがこみ上げ
てくるのです。勝手に心のよりどころにしています♪
オルビエートも行きたい場所のひとつになりました!
coccoloblu (火曜日, 26 7月 2011 16:34)
canaさん、
うん、その「気合い」、わかる気がします。
より能動的にその土地を感じることができる感じ・・・。
学生の時にイタリアに来ていたら受動的に、見せられるものを見て終わってたかなーと思うのです。
心のよりどころだなんて言ってもらえると本当に嬉しいです(T T)
オルビエート、本当に可愛い素敵な町です。
いつか、是非!