繊細であること、繊細すぎること。

旅行中難しいこと考えないための、今感じることの防備録です。興味のある方だけ・・・続きを読むをクリック。
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旅に出るので~と書いておきながら、旅立つ前にもう一度更新しちゃうという、暴挙です(笑)

おはようございます。

花粉症のせいか、緊張のせいか、朝とても早く起きてしまったので、これを書いてます。

旅の間、難しいことを考えたくないので・・・今感じている気持ちを、とりあえずはき出していこうかな、と。

 

私と日本との繋がりは、家族や友達をのぞいてネット上に限られています。

なのでこれは日本の、というよりはネットの傾向なんでしょうけど、最近、見ていて正直怖いなぁと感じます。

みんなとても極端。

まるで、(たとえて言うと)右に行くか左に行くかしか道がないかのような書き込みを沢山見かけます。

 

そして、右に行くというのがどうも主流ということになってくると、「右に行こうと言った○○さんは素晴らしい!」とか「右に行くしかないっ」みたいな書き方をしないと、すぐ批判されてしまう。

同じ右に行きたいという意見でも、「もっとこういうやり方をした方が良くない?」という言い方をすると、もうだめ。

まるで、世の中には賛か否しかなくなってしまったかのよう・・・。

 

 

実はこれ、私の中でもまったく同じようなことが起きているのを感じます。

自分の中にハッキリとした意見や道筋があるのは良いことです。

でも、自分と同じ言葉で、同じように、「賛成!」と言ってもらえないとすぐに、自分が責められているかのように感じてしまう。

そして過剰に傷ついてしまう。。。

 

 

つい先日、友人のイタリア人と日本のことが話題になり、私の感情があっという間にヒートアップしてしまったということがありました。

友人が言っている情報が私の知る物と少し違っていたことが発端。

最初は些細な(ほとんど、表現の違いくらいの)食い違いでした。

でも私は途中から、「この人は私の意見に賛同してくれてないっ、間違った情報に流されてる!」というような焦りを感じはじめ、最後には少し声を荒げていたようです。

 

突然、友人が話を中断させて、にっこり笑いかけてきました。

そして、「あぁ、あなたは私と同じね!なんでも自分の責任のように感じてしまう。なんにでも罪悪感を感じちゃう。繊細すぎるのね!」と。

 

そして「繊細なのは良いことだけど、繊細すぎると、自分自身がつらくなっちゃうよ」と言って私を抱きしめてくれたのです。

 

その時、自分がとてもとても頑なになっていたことに気付かされました。

 

 

「意見が食い違ってるわけじゃない。少し表現が違っていただけ。」

「たとえ意見が違っているように見えたとしても、あなたを責めてるわけじゃない。あなたを嫌いになるわけじゃない。そんなに焦らなくてもいいし、傷つくようなことじゃない。」

「たとえ非難のように聞こえたとしても、その話題の出来事についてあなたが全責任を負ってるような気持ちになって弁解しなくてもいい。」

 

どの言葉も、私の中に深くしみました。

特に震災以後、「正しさ」を求めるあまりに、必要のない罪悪感を背負い込んだり、必要以上に自己防衛過剰になったりしていた自分に気付きました。

そして厄介なことに、自己防衛が、自分と違う意見を持つ(あるいはたとえ同意見でも少し違う言い方や行動をする)人に対する、攻撃になって表れてしまっていたこと・・・。

 

 

友人はその現象を、「繊細さゆえ」と言ってくれました。

「それは大切な宝物。大事にしなきゃいけない感覚だよ。でも、繊細さで自分を追い詰めては苦しいだけになっちゃう。」と。

その言葉がとても、有り難かった。

 

 

最近ネット上で見かける意見は、この「繊細さゆえ」の過剰反応に満ちているように思えます。

ひょっとしたら震災以後、私たち日本人みんなに、多かれ少なかれ表れている現象なのかもしれません。

 

私自身、ついネット上の書き込み一つ一つに気持ちを左右されてしまう自分を押さえられずにいます。

発端はもっと大きくて公的な話題だったのに、最終的には自分の体験や経験に落とし込み

(その方が理解しやすいから。結局は自分の意見は経験から導き出されるから。)、

それでも自分と違う表現をする相手がいると、まるで自分の体験や経験まで否定されたような気になってショックを受けてしまう。

 

でもみんな、少し落ち着きませんか?

 

落ち着いて耳を傾けてみたら、今あなたの胸に刺さっている意見や行動は、あなたを非難したものではなかったかもしれません。

それにひょっとしたら、今あなたが「この人とは意見が合わない!」と思っている何かが、実はあなたと同じ方向に行くためにちょっと違うルートを取ろうとしているだけのことかもしれません。

 

賛か否かしか認められないような社会は、怖いです。

意見は沢山あるにこしたことはありません。

日本が今直面しているような大災害ともなれば、なおのこと、です。

 

ここではあえて、どの話題に対して私がこう感じているのかは書きません。

どれにでも当てはまることだからです。

今、私たちが関心を持っているトピックのほとんどすべてが、賛成か反対かという二極論で、解決がつくような問題ではないと私は思っています。

焦って判断を下すようなことでも、ないはずです。

 

焦りは目を曇らせます。

どれが正しい情報なのかわからないまま、自分の信じたいと思うことだけを信じるようになります。

 

(一つ余談。

震災後にツイッター上に流れた明らかなデマについて、まとめているサイトを見ました。

http://www.kotono8.com/2011/04/08dema.html

ここで「これは明らかな間違い」と指摘されていることのほとんどを私は既に目にしていて、そのうちの幾つかは、本気で信じていました。)

 

 

私たち多分みんな、今、とても疲れています。

そして大きな不安や恐怖を抱えています。

早くこの状況を改善したいという思いが、気付かぬうちに焦りになって、気持ちの余裕を奪ってはいないでしょうか。

 

私は、余裕を完全に失っています。

とても傷つきやすくなっている自分を感じます。

自己防衛過剰気味でもあります。

そして、正直今の自分の判断に、あまり自信を持てません。

 

 

でも、大切なのは「日本がこの未曾有宇の災害を乗り越えていく」ことです。

そしてこれをきっかけに見直せる部分は見直し、あーなってこーなってとにかく色々あって、何はともあれ、プラス方向へと向かっていくことです。

そのための意見が沢山あるのは、大いに結構じゃないでしょうか。

同じようにプラスに進みたいと祈っている人の声のバリエーションを、受け入れる余裕がなくなるのは怖いことです。

一つの声以外を排斥に追い込むのは、ますます怖いことです。

 

 

私は少し、休まなきゃダメだなぁと感じています。

どの程度できるかわからないけど、あと数時間で出発するこの旅の途中では、難しい問題から一瞬でも頭を離してみたいです。

頭をもみほぐして、柔らかく。

気持ちを、柔らかく、柔軟に。

一番自分を追い詰め、傷つけているのが自分自身だなんて、良くないに決まってます。

そんな状態じゃ、誰かを助けるどころか、人のことをも傷つけてしまう。

 

今この時期に、旅に出ることに罪悪感がないかと言われれば、あります。それも、思いっきし。

でも、旅に出ます。休んできます。

 

えぇと、くるりの歌じゃありませんが、それが「私が旅に出る理由」の一つです。

いや、一番の理由は、二月に休みの申請をした時この時期に旅行しようと決めてたからなんですが・・・汗。

 

誰もが自分をいたわってあげる方法を見つけて、少しでも自分を癒して、落ち着きを取り戻して、今のこの怖い流れがもう少し余裕のある物に変わっていくことを、祈っています。

 

では、行ってきます!!

 

コメントをお書きください

コメント: 7
  • #1

    cottotutti (木曜日, 14 4月 2011 00:46)

    いつも素敵な写真、ありがとうございます。とても嬉しく拝見しています。イタリアを楽しませていただいています。自然や風景は、いいですね。人間も自然や風景の中でコミュニケーションできると気持ちが通じていいものです。ボン・ボアージュ!

  • #2

    coccoloblu (木曜日, 14 4月 2011 22:24)

    cottotuttiさん

    ありがとうございます!!
    そうですね、気持ちがスっと通じるようなコミュニケーション、しばらく忘れていた気がします。
    ゆっくり、温泉で固くなった頭をほぐしてきます♪

  • #3

    crazy_kelly (火曜日, 19 4月 2011 00:19)

    あぁ、そうか。
    なぜ今、自分がこんなにネガティブなのか、良くわかっていなかった。
    祖国を離れているのに、影響を受けているはずないと、思い込もうとしていた自分に気が付きました。
    明日は少し自分にやさしくしてあげようと思います。

  • #4

    coccoloblu (火曜日, 19 4月 2011 22:42)

    crazy_kellyさん

    自分に優しく、こんな時期だからこそ大切だと思います。
    どうかご自分をいたわってくださいね。
    気持ちの疲れは自分ではなかなか意識しにくいこともありますから・・・。

  • #5

    yasko (木曜日, 21 4月 2011 14:26)

    こんにちわ。twitterで以前お世話になっていたmammadileonです。
    twitterでは限られた文字数で伝えきれないしDMも送れませんので、こちらにお邪魔しました。
    coccolobluさんが某歌手についての発言をされたときに、つい私の考えを主張しすぎてしまい、そのせいで気分を害されたとしたら申し訳ありませんでした。自分の思いを押し付けるつもりはありませんでしたし、ましてcoccolobluさんを否定したわけでも決してありません。ただ、音楽業界がどういうものかを知っている人間として、影にある事情や理由を少しでもわかってもらえればと思ったのです。
    あのときのcoccolobluさんの激しい反論は「繊細であるからゆえの自己防衛」だったのでしょうか。とても耳を傾けてもらえるような状態ではありませんでしたし、もしあれを理由にアンフォローされたのだとしたらとても残念です。twitterもひとつのご縁だと私は思っていましたから。
    旅をしてひと息ついて、今は少し気持ちに余裕ができましたか?遠く日本のことを案じてばかりではどんどん頭が固くなってしまいます。私も一時期そうでした。たまには気分転換してのんびりするのも必要ですね。
    後味が悪いままでしたので、ご迷惑を承知でコメントお送りしました。削除してくださっても結構です。

  • #6

    coccoloblu (木曜日, 21 4月 2011 15:26)

    yaskoさん

    コメントありがとうございます。
    まず一つ、この記事はyaskoさんとのツイッターでのやりとりを前提に書いたものではありません。
    日本を想い、家族を想い、苦しみ頭が固くなっていく自分に気付いて、反省の意味も含めて書いたものです。
    そして、同じように頑なになっている多くの意見を目にし、それに傷つくという負のスパイラルを断ち切りたいという思いもありました。
    誰か個人に向けて書いたものではないことを、ご理解ください。

    それから、私にはそんなつもりはなかったんですが、「激しい反論をされた」とか「とても耳を傾けてもらえる状況でなかった」と感じられたことは、大変遺憾です。
    不快な思いをさせてしまったようで申し訳ありません。

    ネット上では私の本業について書いていませんが、私は作品を作る側の人間です。
    ジャンルは違いますが、プロとして活動をし、世に作品を送り出してきたことに誇りを持っています。
    プロのアーティストとして活動するというのがどういうことか。
    作品を世に送り出す時にどれほどの覚悟と恐怖があるか。
    よくわかっているつもりです。

    一人のアーティストが一人の他のアーティストのやり方に納得がいかなかっただけのこと。
    作る側の人間だからこそ、曲げられない信念があります。
    作品への向き合い方は十人十色だし、意見のバリエーションを許容できなくなる社会は怖いと思います。
    そういう考え方もあるんだなーと流してください。
    気になさるようなことではないと思いますよ。

    ツイッターに関しては、少し付き合い方を変えていこうと思っています。
    今までツイッターを情報源として活用していましたが、あまりに近く情報が目に飛び込んでくることに、すこし耐えきれなくなりました。
    流動的であることも、ツイッターの利点です。
    あまりお気になさらず、yaskoさんも少しゆっくりなさって、ご自分を癒してあげてくださいね。

  • #7

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