Buon Natale!!(メリークリスマス)
パリ旅行の話題の途中でしたが、クリスマスが来ちゃったので、フィレンツェのクリスマスの話を少し。
上の写真は、クリスマス前に珍しくイタリア全土に大雪が降った時の物です。
雪景色のフィレンツェはとってもキレイだったし、楽しんだけど、正直この日は交通機関が乱れまくって大変でした。
coccolobluは根性で何とかしたので(笑)そんなに大変な思いもしませんでしたが、交通機関がストップしてしまったために街に足止めされた人、何時間も歩いた人など、皆さん本当に大変そうでした。
我が家のご近所でも、こんな大災害が!
見てください、松の木が雪の重みに耐えきれずに根こそぎ折れてしまい、駐車してあった車を二台押しつぶしてました。
ひぇぇぇ。。。
そんなこんなで、思いがけず雪も味わうことになったフィレンツェ。
クリスマスのイブのイブ(つまり23日)に、指圧のみんなでパーティーもしました。
いつもの教室ですが、この日はみんなが山ほどワインやらお菓子やらを持ち込んで、DJブースまで作られて大騒ぎ!
いつも率先して踊り出す二人(笑)
クラシックダンスを習っているおじいちゃんのアルベリーコと、ベリーダンスのダンサーでもある美女シシリアです。
お腹がいっぱいになった面々、やがてみんな酔っぱらって踊り出します。
指圧のメンバーは本当にみんな仲が良くて、老いも若きも、みんな一緒に楽しみます。
10歳から70歳まで、みんなでダンスダンス!
楽しい時間でした。
クリスマスイブ、そしてクリスマスは例年ならパーティー三昧で暴飲暴食の時期でありますが(笑)、今年はちょっとやらなきゃいけないことがあったので、大したことはできませんでした。
それでも、料理人coccoloblu、ご馳走はもちろん作りましたよ。
イタリアでもっとも一般的なクリスマス当日の昼食といえば
アンティパスト 生ハムやチーズ、そして鳥レバーのパテをぬったクロスティーニ
プリモ トルテッリーニ(小さな肉詰めパスタを、スープに浮かべたもの)
セコンド 鳥の丸焼き
デザート パンドーロかパネットーネ(クリスマスの時期のイタリアの菓子パン)
料理人としてはもちろん作り置きを買ってくるのではなく、厳選した素材を使ってすべて手作りします。
スープは前日から出汁を取り、レバーパテは秘伝のレシピでゆっくり煮込み・・・
そして、中でも特に美味しいのは、これ。
佐藤家秘伝、母から伝えられた「超・美味しい」鳥の丸焼きでございます(笑)
とは言っても、イタリア在住の身としてはイタリア人にも食べやすいよう、色々母のレシピから改良を加えてますが。
せっかくなので、レシピも公開しちゃいましょう!
材料
鳥 一羽
ローズマリー、Timo(日本語だとタイムですか?)、イタリアンパセリ、少量
バター、レモン、塩、醤油、各少量
じゃがいも 大2個
にくにく 4片
鳥は信頼のおける肉屋で、品質の良いものを手に入れること(要予約。予約してないと前日の売れ残りを渡されることもありますよ。)
1. 鳥は前日に引き取り、全体にレモンをこすりつけてよく洗う。(レモンで殺菌します)
2. 全体(お腹の中の空洞にも)塩を振り、ローズマリーの枝、Timoを抱かせて一晩寝かせる。
(塩を振って一晩置くことで余分な水分が出ます)
3. じゃがいもを小さく切ってゆでる。
4.イタリアンパセリをみじん切りにし、3に混ぜる。
5.4にバターと醤油を少々加えて味付けする。
6. 鳥を水洗いし、水気を拭き取る。
7. ローズマリーの葉、Timo、粗塩をそれぞれすりつぶす。
8. 鳥のお腹の中に5をたっぷりと詰め、皮をむいたにんにく、ローズマリーとTimoを差し込んで、糸で縫い合わせる。
9. 溶かしバターに醤油を加えたものを、鳥の表面にまんべんなく塗る。
10. 7を全体にふりかける。
11. 200度に熱したオーブンで20~30分焼く。
途中で焦げてきたらアルミホイルをかぶせる。肉汁が透明になったら焼き上がり。
前日から塩とハーブを一緒に抱かせているので風味が良く、ものすっっっごく美味しい鳥になります。
焼けたらお腹を切って中身のポテトと一緒に食べましょう。
ポテトにはほどよいバターの風味と、ほくほくニンニクの風味、そして何より肉汁が一緒になって最高の出来になってます。
普通イタリアではコントルノ(付け合わせ)のポテトは別に調理するものですが、鳥のお腹の中で一緒に調理するのがcoccoloblu流。
失敗なしの完璧なレシピですから、是非おためしあれ。
そんなわけで、今年も美味しいクリスマスになりました。
皆さんはどんなクリスマスでしたか?
コメントをお書きください
tomaka (月曜日, 27 12月 2010 14:24)
凄い!ドォーモが白い。雪積ってる。
クリスマスパーティー楽しそう!
料理も美味しそうだし。
冬のフィレンツェは想像できなかったけど、いい感じですね。
coccoloblu (火曜日, 28 12月 2010 13:22)
tomakaさん、
雪に埋もれるドゥオモは私も初めて見ました。
料理、最高に美味しかったですよー。
余った鶏肉を翌日冷たいまま食べても、十分ジューシーで美味しいんです^^
Clyde (日曜日, 22 7月 2012 01:30)
I was looking for something similar, I am very grateful you have shared this subject