トレンティーノ料理堪能記

イタリアの北の端っこでは、どんな料理を食べてるの?
イタリアの北の端っこでは、どんな料理を食べてるの?

 

最近更新がすっかりスローペースになってますね・・・すみませんっっ。

 

今日は私のイタリアでの実家、アレッツォの宿・ビロードレから帰ってきたばかりです。

毎日マンマ&姉の作る美味しい料理を、お腹はち切れるまで食べて参りました。

 

料理といえば、イタリアでは地方によってまったく食べてる物が違うっていうのは、結構有名な話。

私たちは全部まとめてイタリアンだと認識してますが、実を言うと「イタリア料理」ってものは存在しないと言っても過言ではありません。

地方によって異なる「郷土料理の集合体」、それがイタリア料理。

 

旅をしていると、本当にびっくりするくらい地方によってレストランのメニューがガラッと変わるのがわかります。

 

というわけで、北の端っこ、トレンティーノ州にやってきたcoccolobluとしては、郷土料理を食べないわけにいきません。

早速地元のレストランでメニューチェック!

 

これは何というパスタだったかな・・・
これは何というパスタだったかな・・・
豚肉のソテー。美味い。
豚肉のソテー。美味い。

まずトップバッターは、地下にあるとっても雰囲気の良いレストラン。

 

木をふんだんに使ったカウンターや、ちょっと個室ちっくになった客席など、とってもぬくもりのある内装で素敵でした。

しかもイタリアでは珍しくサラダバーがある!

 

coccolobluは貧乏性だからか、サラダバーが大好き。(基本的に食べ放題なら何でも好きかも・汗)

その昔、成長期だった頃には、サラダバーで山盛り10皿くらいはペロっと食べていたものでした・・・。

あ、どうでもいい情報書いちゃった。

 

珍しくプリモ・セコンド・ドルチェとほぼフルで食べましたが、ここ、トレンティーノ州モルヴェーノの特産品は、何と言ってもベーコンの模様。

パスタにも、肉料理にもふんだんにベーコンが使われてる。

パンチェッタとかでなく、完全になじみ深いベーコンです。

 

たぶん、ものすごく寒い地域なので、冬の間の肉の保存法として燻製が盛んだったんだと思います。

だから味付けにベーコンを使うのが一般的になったのかな。

 

珍しいクリームパスタ!
珍しいクリームパスタ!

これについては、いつどこで食べたのかまったく記憶にありません・・・。

でもモルヴェーノで食べたのだけは確か。

だって、ベーコン入ってたもん。

 

味は日本で食べるイタリアンに非常によく似ていました。

だって、クリームにベーコン、日本でも見かけるコンビですもんね。

こういうパスタをイタリアで見かけたのは初めてだったので、ちょっと驚いたのはかろうじて覚えています。

ストゥルーデル。
ストゥルーデル。

こちらは、今回の旅行中によく食べたこの地方のお菓子、ストゥルーデル。

 

あれっ?と思った方、鋭い。

ストゥルーデルはオーストリアやドイツでよく食べられているリンゴパイのようなものです。

日本ではオーストリアのお菓子としての方が、よく知られていると思います。

トレンティーノ州はオーストリアとの国境がある州。

言葉もそうでしたが、食もイタリアよりも完全にオーストリア寄りです。

 

どこで食べたんだっけ・・・
どこで食べたんだっけ・・・

これについてはよく覚えませんが、確か地元のチーズを練り込んだ小麦粉団子のようなものに、ポルチーニ茸がたっぷりかかっていた物です。

結局、この団子のような物の正体は食べてもよくわからなかったなぁ。。。

知ってる人います?

 

これはかなりインパクトのある一皿!
これはかなりインパクトのある一皿!

モルヴェーノで食べたラストはこちら。

 

ちょっと薄暗い感じの、内装も全然凝ってない大衆食堂的なお店で食べた、地元料理の盛り合わせです。

こういう、一皿でプリモに相当する物もセコンドに相当する物も食べられる料理は、イタリア語ではpiatto unico(唯一の皿)という言い方をしますが、お手軽なハズなのにこれがなかなかお目にかかれない。

でも北の方では、結構よくある一皿なんだそうです。

 

ええと、上にある黄色い物はポレンタのソースかけ。

確かこの店ではnido(鳥の巣)という名前がついてたような・・・見た目そのままですね。

 

そこから時計回りに、豚の角煮、ポルチーニ茸のソテー、地元の燻製ソーセージ。

 

これがね、とってもびっくりしたんだけど、どれも非常に塩味がきつい。

そして燻製ソーセージは、燻製っぷりも濃く脂身も多い。

多分想像するに、どれも北の冬仕様なんですね。

いくら涼しいとはいえ、真夏に食べるにはかなり厳しい一皿。

coccolobluは残念ながら完食できず・・・ごめんなさーいっ。

 

でもこのレストランでは、素敵な出会いもありました。

家族経営の素朴なお店だったんですが、そこの看板娘さんが二ヶ月前から独学で日本語を勉強中とのこと!

私が日本人だとわかるやいなや、とっても喜ばれて楽しいお喋りができました。

「今は何も話せないけど、三ヶ月後に来てくれたらちょっとは日本語のフレーズが言えるかも!」と言われたけど、今でも勉強してるのかな・・・。

 

こういう時、日本ってすごいなぁと思う。

だってどんな田舎でも、観光客の居ない所でも、こうやって日本に興味を持ってくれる人がいる。

それだけの魅力を持った国って、なかなかないと思う。

 

 

***

日本と言えば、ですが。

実はcoccolobluは、8月26日から一ヶ月、日本に帰省することになりました。

今のところ一ヶ月の予定です。

一ヶ月したら帰って・・・こられると思う。と願う!!

詳しくは書きませんが色々と身辺がゴタゴタしてまして(別に怪しいことじゃないですよ!警察沙汰とか、そういうヤバイことでもないですよ!!笑)、やむを得ず一度日本に帰る必要が生じたのです。

 

またしても突然のことなんですが・・・。

 

でもこのブログは撮りためてる写真もあるし、日本に居てもイタリア旅行に役立つ内容は発信できると思いますので、特に内容変えるつもりはありません。

出発までまだバタバタしてますが、のんびりでも更新していくんで、見捨てないでくださいねー。

 

 

次回はトレンティーノ州の州都、トレントの写真をアップしまーす。

 

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    tomaka (Tuesday, 24 August 2010 05:24)

    美味しそう!
    写真を見るだけでは辛い・・・
    レストランでの素敵な出会い、良かったですね。
    私が一番幸せに感じる時はそんな出会いがあった時。

  • #2

    coccoloblu (Tuesday, 24 August 2010 08:57)

    tomakaさん、

    わー、久々のコメント嬉しいです!
    今読み返してみたら、決定的な変換間違いが山ほどあった・・・恥ずかしい。

    そうですね、旅での出会いって本当に幸せな気持ちにしてくれますよね。
    人との出会いがあるから、旅が好きなのかもなぁ。

  • #3

    Arnold (Monday, 23 July 2012 09:58)

    I was looking for something similar, I am very grateful you have shared this subject