せっかく楽しみにしてたアグリがイマイチだった今回のウンブリア旅行。
でも、ちゃーんと素敵な宿も発見しました。
アグリに別れを告げて、とりあえず「アッシジ方面に向かってみよう!」ということになりました。
で、アッシジが見えてきた頃、道ばたの看板を見ながら適当に宿探し。
アッシジの手前にある丘を車で上っていって、幾つかの宿を通り過ぎ、気の向くままに一軒のホテルを見に行きました。
聞いてみれば空き室もあるというし、値段も手頃だし、即決。
下調べもせず、特に室内を見たわけでもなく決めたホテルでしたが・・・これが最高に良い宿でした!
丘の上に位置するこのホテル。
プールは木々に囲まれた、ちょっとした隠れ場所っぽい雰囲気。
十分に大きくて広いプールで、パラソルはなかったけれど周囲に木が生えてるので丁度良く木陰になり、日差しは苦にはなりません。
部屋の写真はほとんど撮らなかったんだけど、とにかく部屋が広くてキレイ!
バスルームも使いやすく清潔で、アメニティも充実でした。
ウェルカムドリンクとしてジュースとお水も置いてあった!
ベッドも広く、寝心地もよし。
そして何より・・・角のお部屋だったので2カ所に窓があったんですが、窓からの眺めがサイコー!
目の前は雄大な丘風景で、美しい緑が広がっています。
視界を遮るものは何もなく、高い場所に立っているホテルなので、本当に眺めがいいんですよ。
こんな自然の中にあるのに、アッシジから20分ほどというロケーションも◎。
スタッフもみんな気さくで親切。
そして何よりも、この場所を愛してるんだなぁという愛情が伝わってくるんです。
私は滞在中二回アッシジに行きましたが、それ以外はずーっとのんびりこのプールサイドでごろごろしてました。
プールサイドでランチを食べたりすることもできます。
ビールとサラミとチーズを持ってきてもらって、大満足でした。
そして何よりも感動したのは、ここの夕食!
夕食付きでお願いしたんですが、その内容の充実ぶりに本当に驚いた。
店の人が毎晩、その日の料理に合ったワインを選んでくれて、ボトルを開けてくれます。
「これはまだ若いワインだけど、すごくいいワインなんだ。これの○年のが、去年のヴィンイタリーで賞を取ってる」なんて、かなり詳しい説明つき。
お値段が安くて、それでいて美味しいワインをちゃんと選んでくれるんです。
最初に出てきたのはカボチャの花にチーズや野菜を詰めた前菜。
とっても優しい味で、これが出てきた段階で私の中の料理への期待が高まります。
こちらは前菜とプリモとの「つなぎ」。
野菜のスープ・・・というかプレというか。
こちらもとっても素朴で優しい味。でもちゃんと気を使ってある味。
おいしゅうございます。
こちらはプリモ、ポルチーニ茸のパッパルデッレ(太めのパスタ)。
いやー、これが激うまでした!
パスタもちゃんと手打ち。シェフが毎日作ってるんだそうです。
見た目にはパッとした華やかさはないけど、ここの料理はどれも素材をきちんと選んでいて、シェフの腕が確か。
そういう店の料理が、結局一番美味しいんですよね。
メインの豚肉。
もう・・・私お腹はちきれそーです!
デザートはパンナコッタのチョコレートソースがけ。
もちろんデザートも、手作りです。
お、美味しい・・・。お腹苦しいけど残せない・・・。
レストランもテラス席のようになっていて、とっても眺めが良いです。
ゆっくりと暮れていくウンブリアの丘風景を眺めながら、美味しい物を食べて、ワインを飲んで。
そうやってのんびりと過ごす夏の夜に、勝るものはないですね。
宿泊客以外でも、地元の人たちが誕生日パーティーをしに集まってくるほど、ちゃんと美味しいレストラン。宿の付属なんて立ち位置じゃありません。
うーん、極楽。
すっかり良い気持ちでベッドへ。
ホテルが食事付きだと、食べた後すぐに部屋に帰れるっていうのもいいですよねー。
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