前にも書いたように、アグリがあるのは田舎。
広々した敷地、美味しい空気、自然!
都会の喧噪から離れて思いっきり深呼吸することができます。
今回私がお世話になったウンブリアのアグリの一番の魅力は、やっぱりなんと言ってもプールかな!
とっても大きくて広いプール!
アグリ施設全体が山の中にあって既に道路からはかなり高い位置にある上に、このプールは宿施設から更に少し上に作られているので、空中プールといった趣。
目の前には雄大な自然があって、空を遮るものは何一つなく、360度の大パノラマを楽しむことができました。
天気予報では数日連続して雨という予報だったせいか、宿泊客もあまりおらず、ほぼ貸し切り状態。
(もちろん、強烈な晴れ女であるcoccolobluの威力で、ほぼずっとお天気でした。)
水は冷たくてあまり泳げなかったけど、このプールは本当に気持ちが良かったな!!
パラソルや寝椅子もちゃんと用意してあったのも、有り難かったです。
今回は一泊二食付きのプランで宿泊しました。
食事はとってもシンプルだったけど、農家で取れた新鮮な素材をそのまま出してくれるのは、やっぱりアグリならでは。
彼らはサルデーニャ島からウンブリアに移住してきた家族だったので、料理もサルデーニャ料理が主でした。
↑の写真はサルデーニャのニョッキ。
知らなかったんだけど、サルデーニャではこのパスタのことをニョッキって言うんですね。
トスカーナではニョッキと言えばポテトを使って作るのが普通だったので、驚きでした。
このパスタはごくシンプルに、トマトソースとバジルで。
タイトルの下の写真は、子豚のグリル。
この子豚さんもとっても肉が軟らかくて美味でした。
これも彼らの所の豚肉を使っています。
せっかくだから彼らの作っているチーズやサラミを食べてみたい!と言ってみたところ、二日目のメイン料理として出してくれました。
各種サラミやオリーブ、野菜、チーズ、すべてが自家製!!!
どのサラミも美味しかったし、羊のチーズも種類豊富でなかなか美味でした。
リコッタチーズを焼いたものなんていうのも変わってたな。
そして何よりも、トマトの味がものすごく良かったのが印象的だったなー。
本当に美味しいトマトでした。
野菜が美味しいって幸せですよね。
乳搾りを見学してきた羊さんたちのチーズを、その場所で味わうことができる。
それはアグリに泊まるからこその贅沢ですね。
ただ、このお宿の場合は夕食メニューはあまり充実しておらず、前菜は必ず自家製オリーブオイルをかけたトーストだったりっていうのはちょっと残念だったな。
毎晩毎晩、トーストばかり食べてると、いくら美味しいオリーブオイルがかかっていたとしても、さすがに飽きちゃいます。
あと、自家製野菜を使ったミネストローネ(スープ)がプリモとして出てきた日があったんだけど、これも焦げた味がして、残念。
きちんとかき回さずに、鍋の底で野菜が焦げちゃったんだろうなーと思って。
だから料理の質、お味としては私の中では☆三つ・・・くらいかな。(五段階評価で)
それから、料理の味には本来関係のないことだけど、食堂に行くといつもテレビが付けっぱなしで、ニュース報道を流してるんですよね。
これは前回書いたことにも繋がるんだけど、やっぱりそれじゃあホスピタリティに欠けるなぁと思う。
テレビを見ながら食事したければ、わざわざお金払ってレストランとか、ホテルとかには行かないんじゃない?
coccolobluは基本的に、テレビというものをまったく見ません。
それは日本に居た頃からの習慣で、ましてやテレビを付けっぱなしにして他のことをするなんて器用なことは・・・私にはできないんです。
子供の頃から、テレビを付ける時は、見る時。見なければ消す。
だから付けっぱなしになってる場所に行くと、つい視線がそっちに行ってしまって会話に集中できなくなります。
ましてやバカンスの最中に、食事を楽しみながら流血沙汰の報道なんて聞きたくない!
最初の夜に「テレビ消してもらえませんか?」と頼んで消してもらったんですが、それから先も毎晩毎晩、夕食に行く度にテレビとの闘い。
一度「私は食事中にテレビを見たくない」と宣言したんだから、二日目からはせめて消音にして欲しかった。
毎晩「ボリュームを下げて!」と頼むのにほとほと疲れました。
一度なんかは、頼んで消してもらったにも関わらず、後から別のスタッフがやってきてまた付けていく始末・・・。
ここのお宿ではスタッフも同じ食堂で食事をするので、彼らが見るため(まぁほとんどは付けっぱなしという習慣なんでしょうけど)だけに、テレビ付けてるんですよね。
そういう点も考慮すると、お宿全体の評価も私の中では☆二つ半~三つといったところ。
その代わり、お値段はとっても安かった!
確か、一泊二食付きで一人40ユーロくらいだったんじゃなかったかな。
夕食(フルコース)をレストランで食べて、ワインも飲めば、一人30ユーロくらいすることを考えれば、40ユーロというのはかなりコストパフォーマンスが良い。
コストパフォーマンスとプール、自家製サラミやチーズ、ヨーグルトや蜂蜜なんかについては、大満足です。
あと、一人西ヨーロッパ系の女性スタッフがいて、彼女の笑顔にも満足(笑)
初めて泊まるアグリとしては、あんまりハイクオリティな方ではなかったかもしれないけど、そこそこ楽しんで、アグリらしさも満喫できたので、まぁよかったです。
4日間このアグリにお世話になり、そこからまた旅に出て行き当たりばったりアッシジ方面で宿を取りました。
・・・そのお宿がとっても素敵だったんだけど、そのお話はまた今度。
コメントをお書きください
piyosuke (水曜日, 31 8月 2011 14:44)
アッシジ続編、楽しみにしております。笑
ブログを拝見していて勝手に思うこと。
わたし、coccolobluさんと価値観が似てるかもしれません。。
いつかお世話になりに行ったらお友達にしてもらえるかも…?なんて勝手に期待しています(笑)
ちなみにわたしも強烈晴れ女です☆
coccoloblu (木曜日, 01 9月 2011 00:43)
piyosukeさん
ぜひぜひ、いつかイタリアにいらっしゃる時にはお友達になってくださいねー☆
強烈晴れ女同士、楽しくなりそうです♪
イタリアの太陽の下、楽しくお喋りできる日が本当に楽しみ!
piyosuke (月曜日, 05 9月 2011 03:09)
coccolobluさん
うれしいコメントありがとうございます!
ぜーったい行く!っていう楽しい目標ができました!!
coccoloblu (月曜日, 05 9月 2011 10:12)
piyosukeさん、
ぜーったい、ぜーったい、ね(^_-)☆